2016年11月くらいに発売したXperiaの最新のフラッグシップ「Xperia XZ」のSIMフリー版を購入した。Xperiaシリーズとしては直近はXperia Z Ultra(SIMフリー)、Xperia Ray(docomo)以来。Zシリーズはどうにも(デザイン的に)食指が動かないのとNexusの最新OS&標準OSの使い勝手の良さにNexus一択状態だったが、Nexus5Xはお値段だけハイエンドだったし、Google Pixelは初回発売対象国から日本が漏れる。カメラに定評があるようだが見た目がiPhoneだし金額も高いのと、Zシリーズから進化を遂げたXシリーズということで購入。お色はフォレストブルーで代表色だけれども綺麗。
iPhoneは選択肢になくて、Androidで他に検討した選択肢はHUAWEI mate 9とGoogle Pixel。ハードウェアのかっこよさでXperia XZにしてみました。
処理速度とメモリはどこも体感差がなくなってきたと思っているが、docomoショップでXperia XZとXperia XZ compactを比べるとやっぱり体感に差がある。Nexus5Xに比べると非常にサクサク動きます。NFCに対応し、防塵防滴、そしてUSB tyepCの採用、デュアルSIM、外部SD対応、ストラップホールはなし、指紋認証といったところでしょうか。ソフトウェア的にも結構Googleの標準に近いUIになっているのも好感。そこにオリジナルの付加価値がついている感じ。個人的には自分の使い方だと余計だなと思うけれども。Android 6.0を搭載。
Nexus5Xと比較だが、サイズ感はほぼ一緒。ディスプレイが歪曲していてサイドも丸みがあるので持ちやすい。指紋認証が非常に早いのと、電源ボタンが押しやすい。ただ電源ボタンと指紋認証がセットなので、ロック画面の表示が反応早くて表示できない。「タップして起動」をONにしてロック画面を確認するときは、画面タップで表示するようにした。
質感は非常に良い。全体的にデザインはよいしループ形状のデザインと謳っているが細部まで拘っている(例えばロゴのプリントの色だとか、背面ロゴとか新しいメタル素材ALKALEIDOを組み合わせるとか)。最近の端末のようにカメラのレンズが出っ張っていることもない。ネジ穴も見えない。近年では個人的には一番よいと思った。他に良いと思ったのはNexus 6PとHUAWEI P9、iPhone 5SE。
ハイレゾに対応して、SONYのハイレゾイヤホンやノイズキャンセルイヤホンと連動し、24bit 96kHzへのアップサンプリングができるDSEE HXと、LDAC(appleのALAC AirPlayみたいなの)と昔ながらのClearAudio+。そしてよくわからないイヤホン特性を測定?して自動最適化してくれる機能。などがある。最近はデジタル補正によって良い音をとしているができれば良いハードウェアに、よいイヤホンで聞きたい。DSEEはアップサンプリング感は出ていたが、どうも苦手。ClearAudio+はドンシャリ加工、自動最適化は自分のイヤホンでは曲によってばらつきがあるが聞きやすくなるといった感じだった。使っているアプリはGoogle MusicでALACのデータをアップロードしたものをダウンロードして聞いているが、エンコードがかかっているので、本来はLosslessを取り込んでミュージックアプリで試すのがよいのだろう、今後やってみたいと思う
Gレンズの広角24mm F2.0のレンズ。2,300万画素。そしてSONYの画像処理エンジン。フラッグシップに相応しいスペックだと思う。ただし画素数は容量を食うし8Mで利用している。レーザーAFセンサーと、色温度を計測するRGBC-IRセンサーを搭載。確かにAFは早いし、色も正確になったと思う。SONYの撮像素子を搭載したスマートフォンは綺麗なのに、どこかXperiaは違和感がある場合が多かった、特に高感度の処理やシャープのかけかた、色。だいぶ良くなったように思える。カメラボタン長押しでの早い起動は非常に嬉しい。
11月下旬に購入し3週間ほど利用しているが、不具合もなく、非常に安定している。極稀にアプリの立ち上がりがワンテンポ遅れることがあるが、動きはスムーズだし、なによりハードウェアの質感などが良いので非常に良い端末だと思う。3ヶ月後にまたレビューをしたいと思う。