iMovieを使っていて、古い動画を取り込もうとしたときに、ファイル拡張子によって取り込めない事がある。正確に言えばファイルのフォーマット、エンコードによって取り込めないのだが、最新の10.1.6においては古いフォーマットであるmpg拡張子(主にmpeg2)の動画ファイルを素材として取り込めない。 ネットで調べるとフリーソフトで動画のフォーマット変換を書ける方法が紹介されているが、出来る限り余計なソフトはインストールしたくないし、変なフリーソフトも使いたくない。Macを利用している場合は、下記の方法でiMovieで取り込めるファイルに変換を掛けることができた。備忘録として記載。
Mac OSに標準で入っているQuickTimeで開き、保存をする。そうするとmov拡張子になる。quicktimeの形式であればiMovieに取り込むことができる。ファイルサイズを確認するとほとんど同じ容量となっている。目視でも確認はしたが、画質の悪化は感じられなかった。1GBのファイルでも1分程度で終わる感覚だった。概ねmpeg2の動画は画質が悪い場合が多いと思うので、mpg拡張子(mpeg2フォーマット)の動画をiMovieに取り込むには、QuickTimeで一度開き保存し直すということで解決できそうだ。
特にmpg形式でデータを残しておく必要はないと思うが、念のために同様の方法でmov形式には簡単にできるのでマスターデータとしてmpg形式のファイルを残しておくことにした。なおこの動画作成は結婚式のための動画編集を行った際に必要になった作業です。
iMovieも進化しているなと(画面のアスペクト比も16:9のみになってしまったようだ)。ほとんど簡単なマウス操作で動画が作れてしまう。細かい事ができなかったりはするが、逆に言えば細かいことをしなければ大体適当な動画は作れてしまう。その代わり、例えば今やDVDに焼くという行為をAppleは想定していないのだろうが、チャプターを切る機能がなかったり。それでも何かの催しで、オープニングムービーや振り返りムービーを作るさいも、素材さえ揃ってしまえば動画作成は一瞬だな。
2008年くらいだったかMacbook Airで光学ドライブがなくなった。2013年くらいにMacbook Proからも光学ドライブがなくなった。当時はどのようにしてリカバリディスクを作るのだとWindowsユーザーは言っていた。まあWindowsもモバイルパソコンは以前からあったしこの名称は使わないがネットブックが流通しだしていてEeePCが発売されたのが2008年だ。もう少しさかのぼると、FDDからUSBメモリに2000年台前半に置き換わった。当時はまだ1GBのフラッシュメモリがなかった時代だが、その間にMOだったりDVD-RWという選択肢はなくはなかったが、フラッシュメモリに一気に置き換わった。
既にディスクに焼くことは時代と逆行しているし、mpeg2(DVDフォーマット)も既に終わっている。円盤1枚に4GBしか書き込めないという有様だ。引き出しには64GBのSDカードが何枚か転がっているというのに。そしてDVDを焼く機会が出てきたとき、Macbookには光学ドライブはないし、iMovieはmpeg2を読み込まないし、さらにDVDオーサリングソフト(iDVD)が入っていない。ちなみにWindows10にもWindows Movie Makerが入っていないようだし、Windows Media Playerまで入っていないらしい。Windows DVDメーカーも入っていないようです。うむ。
閑話休題
MacでiMovieで編集した動画をDVDに焼く方法としては、作成したmp4(H.264フォーマット)ファイルをmpeg2フォーマットに変換する必要がある。更にDVDオーサリングソフトを使ってDVD用のイメージ(.iso)を作成する必要がある。できれば有料アプリは入れたくないし無料アプリも入れたくはないのだが、このご時世凝ったDVDはいらないとしてメニューなしのシンプルなものであれば無料アプリの「Burn」が良かった。MP4→mpeg2変換をかけてくれて.isoまで作成しライティングまでしてくれる。「メディアは太陽誘電が安定だよね」なんて話は10年以上聞かないが、amazonで「世界No1メディアVerbatim」※No1は2005年から2012年まで世界トップシェアだそうだ。のケース入りのディスクを買って焼いた。焼いたという言葉はきっと今後使う機会がないだろう。